2013年02月08日

無垢材の動きと変形

無垢材ツアー第二弾です。

第一弾ではいろいろな樹種の表情をご覧いただきました。
自然の表情というのは美しいものです。

無垢材はその美しさ、存在感が素晴らしいですし、何より湿調性があり「呼吸している」と聞くと、心身にもよさそうな雰囲気が漂ってますね〜

無垢材の見た目だけしか知らないと、実は少々びっくりすることも起こります。
木は「呼吸している」のですから、動くのです。


例えば床材の場合。
下記の写真は玄関のツガです。

                左 : 2月現在                 右: 4月下旬ごろ

2013-02-08 12.03.08.jpg 2012-04-252011-thumbnail2.27.51.jpg



左側の写真は明らかに隙間がありますね。
一年でとても乾燥している時期ですので、木が乾燥して縮んでいるのです。
隙間の一番広いところで5ミリくらい開いています。

ところが初夏に近づき湿度が上がってきますと、右側のように隙間が狭まっていますね。
そして真夏になると、どんどん湿気を吸ってピッタリと隙間はなくなるのですよ。

人間のお肌を考えてみると納得。


こちらはリビング床の唐松。

隙間ちゃん。
2013-02-08 12.15.26.jpg


唐松は性質上、非常によく動く材です。
おまけに乾燥しているこの時期、ここぞとばかりに暴れています。

隙間ができるだけじゃなくて、盛り上がったりしてますね。
元気なことでございます(笑)

2013-02-08 12.15.00.jpg


このポッコリちゃんも実は夏になると何事もなかったかのように、大人しくまっすぐに戻るのです。
ホントよ〜

それから、割れたりします。

2013-02-08 12.07.30.jpg


冬の木の家はピシピシと大きな音をたてます。
木が割れている音ですね。
写真を見てもらうとわかりますが、繊維方向に割れが入っています。
繊維を切断するように折れているわけではないのが分かっていただけると思います。
つまり、構造材がボキっと折れているわけでないので、何ら不都合はないのです。

木は大地に根差しているときに根っこから水分を吸い、導管を通り木の隅々まで届けているわけです。
なかなか見る機会がないので想像しづらいと思いますが、伐採したばかりの木って、水分を吸ってザブザブに濡れているんですよ。

そんな状態のものはそのまま建築現場で使うことはありません。
エコ花の木材ですと水分含有率が20%くらいまで乾燥させたものを使います。
このくらいですと、木の呼吸の良さを残したまま、大工さんが仕事できる材料となってくれます。
しかし、建築後は湿度の影響を受けることになり、乾燥時には縮むのです。


2012-10-24 11.11.47.jpg


そして、木はまっすぐ立っているものもあれば、ねじれながら育っているものもあり、いろいろな癖を持っています。
建築用材としてまっすぐに成形されていても、もともとの癖に戻ろうとする力が働きます。
だから反ったりねじれたりするのです。

幅が広く分厚いほど、動きは大きくなります。

これは木にしてみると、ごく自然な営みなのです。
無垢材を家に使いたいということであれば、「木は変形がつきもの」という認識でちょうどよいです。
生活上、支障をきたすことはありません。
支障をきたすようなら、調整をすればよいですね。

エコ花の大工さんとスタッフはそういうことを分かって仕事していますので、無垢材の動きに関してネガティブな感情はありません。
但し、住んでから驚くことのないよう、起こりうることはきちんと説明してくれます。
不思議に思ったことは恥ずかしがらずに聞いてみましょう。

ita.jpg buna.jpg



エコロジーライフ花HP「自然素材の家づくり17の心得」

こうした木の変形を込みにしても、いや、込みにするからこそ、無垢材を愛さずにはいられない住まい手から、以上第二弾レポートお届けしました!

次回、第三弾は無垢材の経年変化です。
お楽しみに〜




葉山kayoの家 設計施工/ペレットストーブ販売・設置工事 (有)エコロジーライフ花 http://ecohana.com/


posted by 葉山の家 at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 木の家づくり
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/62178404
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック